速読術(フォトリーディング)を身につけることができたら・・・
たったの2,3分で、ビジネスに必要な本やデータ、試験用のテキストを読み終え、確実に覚える事ができたらいいのに。
速読術(フォトリーディング)なら、この思いを可能ならしめることが出来る。
毎日5冊近くの完読も、これにより実現可能になる。
情報の過剰な社会といわれるようになって時が経つ。
激しい淘汰が反復されるなか、じわじわ状況が目まぐるしく変動し、個人も企業も、最新の情報を取り入れていかないと、勝ち残ることが出来ない時期となっています。
そんな時期の要求に応えるべく、情報の受信と発信も進化し、よく言われるマルチメディアの時期へと進化を遂げんとしている。
素早く多量の情報を収得することが可能となり、すでに存在している情報の出どころであったラジオ、新聞、書籍、テレビにくわえて、パソコン通信をはじめとする新しい情報交換システムが築かれて隆盛をつづけている。
そんな最新の情報メディアに圧倒されそうな感触があるものの、殆どの有益性をもって、未だきわ立っているメディアといえば、書籍、即ち本があげられるでしょう。
例えば、我が国の国立国会図書館には600万冊ぐらいの本があるといわれるが、その全部の本が、研究者としての深い知識と知恵を、執筆者が総動員して著述したものなのだと思います。
マニアックな知識や、独自性を自分の中に人が育てようと思えば、こういうふうに膨大な本の中から自分の要求に沿ったものを任意に選択できる、即ち将来の社会で望まれているオリジナリティを育むことが出来るという点では、本より優位なメディアはありません。
本は、人が作り上げた知恵の集積であり、情報・知識の宝庫なのです。
こういうふうに専門性・選択性というメリットのほかに、テレビなどが一般的に一方的でつかのまのワンウェイ・コミュニケーションであるのに、伝達力においても、堆積された膨大な数の中から本の場合は自在に選べ、好きなページを好きな時間に読みうる、即ち個人の進歩のレベルや嗜好に応じて、本の種類や憶える時間をあわせることが出来る。
本は、自分自身を引き上げる生涯教育に適した手段ということが出来る。
これらの殆どの有益性がある本だが、現代の我が国の出版事情を思うと、新刊本ひとつとっても情報の洪水といった状況があります。
毎日、新たに発刊される本が約230点ほども出版され、新たに発刊される本の山が入れ替わりできているのだ。
加えて 、テレビ、新聞、パソコン通信など、別のメディアからも多数の情報が押し寄せる。
この中で情報の波に弄ばれて、流されてしまわないようにするには、本の中から自分に尤も必要な情報を引き出す技能をもつことが深い意味合いを帯びてくる。
率直に言うと、どんな風にマルチメディアが発展しようとも、相応しい本を探しだし、少しの時間で本から自分に尤も必要な情報を収得する速読の技能こそが、誰にとっても21世紀の情報大戦争時期を突破するためには、第一条件の武器だと言えるのなのだと思います。
この速読の技能は、情報処理の技能であるから、パソコン通信の膨大な情報から、素早くな情報を抽出して把握することにも活用できる。